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天敵による害虫防御

農地においては、先にも述べたように、害虫の大発生は起こりやすい。しかも、農業のための資材などを通じて、移入種が進入する機会も多いので、なおさらに危険である。農業の作業に害虫防除の占める部分は大きい。

その方法の一つとして、天敵を利用することがある。具体的には、さまざまなやり方がある。対象を強いて特定しないやり方としては、食虫性の強い動物を放して、とにかく虫なら何でも取らせるやり方がある。水田や畑に近所からクモを見つけては放り込んで、一定の効果が上がったなどという例がある。やや消極的な対応としては、天敵を殺さないような農薬の使用法をとる試みがある。農薬をかけることで害虫と天敵が死亡すれば、たいていは害虫の方が復活が早く、害虫の大発生を招く、と言うことが往々に見られることから、天敵の効果をそがないような農薬の使用法を工夫するわけである。
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対象を特定する方法としては、特にその害虫を捕食する性質の強い種を求め、これを放して害虫退治をもくろむものである。 害虫が外来種の場合には、国内にはそういった天敵が見られないので、その害虫の原産地から天敵を捜して持ち込むことも行われる。その最初の例は、1860年代にアメリカ合衆国で試みられた、イセリアカイガラムシ防除対策としてのベダリアテントウの導入である。この例は劇的な成功を遂げ、世界各国でイセリアカイガラムシの被害を大幅に減じることに成功した。これ以後、同様の試みが世界各地で行われるようになった。

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2009年09月01日 13:04に投稿されたエントリーのページです。

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